高IQ

IQ上位2%の天才?MENSA会員になるメリットと活動内容

最近テレビで取り上げられることが多くなったIQ130とも言われる高IQ団体MENSA(メンサ)。
最近では、TBS『その他の人に会ってみた』に、MENSAの会員が出演したり、NHK『クローズアップ現代+』にMENSAが協力したりしました。

会員になるメリットがあるのか気になる人が多いのではないでしょうか。
今回はMENSA会員になるメリット、活動内容、入会方法などを解説します。

MENSA(メンサ)とは?

MENSA(メンサ)は、1946年にイギリスで創設された、全人口の上位2%のIQ(知能指数)を持つ人が入会できる国際グループです。日本支部として、JAPAN MENSAがあります。
メンサの合格基準はIQ130(sd15)以上とされることが多いですが、IQ130(sd15)の出現率は2.275%であるため、厳密には違います。
(上位2%のIQ=IQ130(sd15)ではありません。)

メディアでは目立つよう、値を大きく見せるためにメンサ会員のことをIQ148(sd24)と表記することもありますが、表記の仕方の問題で、IQ148(sd24)はIQ130(sd15)と同じです。
(※ここでの知能指数とは、行列推理という能力を数値化したものであり、他にも様々な能力があります)

JAPAN MENSAは入会の条件を満たし、手続きをすれば、会員となることができます。
ちなみにJAPAN MENSAでは、メンサ会員のことをメンサンと呼びます。

MENSA(メンサ)が天才集団って本当?

一部メディアではMENSA会員が天才だと取り上げられますが、正確には天才もいる集団という感じです。
MENSAの入会条件は、知能検査(IQテスト)の結果、上位2%という高い知能指数を示すことです。
知能指数が高いからと言って、ある分野で突出して高い能力を示す天才やギフテッドであるとは限りませんし、色々な人がいます。MENSAを仕事や勉強の場に使う人もいれば、ゆるく参加している人もいるので、基準さえ満たせば、誰でも参加することができます。絶対に好奇心旺盛であったり、実績を持っている必要はありません。

ギフテッドについてはこちら
天才児とも言われるギフテッドってどんな人?解説と支援するべき理由

テレビに出演するようなMENSA会員は会員の中でも秀でた能力を持っています。テレビのMENSA会員を見て、上位2%のIQやIQ130(sd15)以上の基準とし、それと比べて自分は低いという判断をしないように注意しましょう。
逆に悪い情報を得た人もいるかもしれませんが、本当に色々な人がいるので「メンサ会員はこう」とひとことで表すことはできません。

しかし、明らかに天才やギフテッドの「割合」が高いです。例えば、MENSA会員を無作為に10人選んだら、優秀な人が複数いて、天才的な人が混じることもあるでしょう。MENSAに入会して参加していれば、普通に生活するよりも優秀な人に会う確率が高いです。

※一般的には「優秀な人」とは客観的に能力を提示できる経歴がある人を指しますが、それが必ずしも優れているとは言えません。

MENSA(メンサ)に入会するメリット、デメリット

メリット

  • 入会時に本人確認をしているので、安心して参加できる
  • 法律や倫理に反する行為を許さない人が多く、協力的
  • 知的好奇心の高い人が多く、異業種の話を聞くと面白い
  • 一般的には理屈っぽい話題でも気兼ねなく議論することができる
  • 差別を嫌う人が多く、ハラスメントを許さない
  • LGBTにも理解があり、当事者もオープンにしていることが多い
  • 質問に親身に答える人が多く、かなり専門的な回答が得られることもある
  • 最近はテレビ出演の依頼があるため、テレビに出てみたい人はチャンス

デメリット

  • 入会テスト、入会金、会費がかかる
  • トラブルメーカーがいるため、関わると危険
  • こだわりが強い人が多いがゆえ論争好きの人はトラブルになるかも
  • 最近ではどんどんまともな会員が退会している

MENSA(メンサ)を楽しむ・有効活用する

メンサは、飲み会から勉強会まであり、新しい知識を得ることができたり、全く違う立場の人の話を聞くことで価値観が大きく変わることがあり、有効活用すれば楽しむこともでき、とても有意義になります。

MENSAは合わないと発言する人も見受けられますが、一度だけオフ会に参加して合わないと決めつけるのはもったいないです。
よく、MENSAを気に入るかどうかは1回目に参加したオフ会に左右されるという意見を聞きます。それがMENSAの印象になってしまったのでしょう。
どの集団においても性格が合わない人というのは存在するので、偶然会ってしまうこともあると思いますが、仕方ありません。

実際、オフ会によって、そのオフ会に参加する人の層というものがありますから、いくつか参加してみることをオススメします。
ものすごく簡単に言うと、パーティ系のオフ会には賑やかな人が集まりやすく、勉強系のオフ会には勉強好きが集まると言った感じです。地域や年代別のオフ会には色々な人が集まります。
責任を持って開催できるなら、自分でオフ会を開くことも可能です。

上手く活用すれば、人脈作りや勉強になるでしょう。
安全であり、犯罪が起きないことをある程度保障されていて、知的好奇心が高い人が多い、異業種交流会とも言えます。

MENSA(メンサ)会員に関する噂

MENSAは宗教?

メンサは宗教ではありません。

MENSAは変人が多い?

ギフテッドの特徴を持つ人も多いため、一般的には変わってると言われる人が多いかもしれません。しかし、その変なところも互いに受け入れるところがMENSAの良いところでしょう。
また、MENSAに対して否定的な意見もありますが、上述した通り、優秀な人も含め、色々な人がいますから、一部の人を見て「MENSA会員はこういう人だ」と断定するのはおかしいです。

MENSA(メンサ)の会員になる方法(2019年の情報)

※こちらは、2019年あたりの情報です。
試験時間や入会の基準の変更をすることにより、公平、不公平という意見もあるため、こちらは過去の情報として公開しておきます。最新情報は検索してください。


入会の方法として、JAPAN MENSA独自の入会テストを受ける方法、医療機関で知能検査を受けた結果で申請する方法があります。
15歳以上の方であれば、どちらの方法でも入会できますが、15歳未満の方は医療機関の知能検査を受けた結果の判定でのみ申請が可能です。

JAPAN MENSAの入会テストを受ける方法

JAPAN MENSAのホームページの入会テスト日程一覧で、受付期間中かつ定員に達していなければ、「申し込む」のボタンから申し込むことができます。住んでいる地域によって申し込めるテストが異なりますので、詳細は各自ご確認ください。

しかし、この入会テストの申し込みは大変混み合っていて申し込むことが難しい状況が続いています(この状況を解消するために動いてはいるようですので、責めないでくださいね)。
東京の試験会場だと数時間で埋まるという噂です。
申し込むのボタンがあったら超ラッキー。というわけで、入会テストを受けたいと思った人は、スムーズに手続きをするために、準備をしておきましょう。

顔写真を用意する

申し込みの際に顔写真が必須です。
後で試験用のマイページから変更ができますが写真のサイズには気をつけましょう。
縦300px・横250px以上のサイズと指定があり、大きめで送る分には問題ないようですが、1MBまでとなります。形式はJPGかPNGです。
顔がはっきり判別できればよいので、自撮りでもOKです。

申し込み時の入力事項

  • 氏名(漢字・ローマ字)
  • 住所
  • 生年月日
  • 職業
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • テスト履歴(何回目の受験か。2回目以上であればテスト日と場所も必要)
  • 顔写真
  • 入会方法と個人情報の取り扱いに同意できるかのチェックボックス
  • 備考
  • 画像認証(ロボットでないことを確かめるためのアレです)

メールの設定を確認する

基本ですが大切なことです。以下の通り、注意しましょう。

メールサーバーの設定により(特にezweb、gmail、hotmail等のフリーメールをお使いの方)、 mensa.jpからのメールが迷惑メールに入る事があるようです。 お申込後すぐに自動で返信されるメールが届かないようでしたら、 mensa.jpドメインからのメールが受信できるよう設定をお願いします。

出典:https://mensa.jp/

以上がMENSAの入会テストに申し込むにあたっての要点です。
ホームページから申し込めるチャンスを逃さないために、スムーズに手続きができるように準備しましょう。入会テストを受ける前に入会の方法もよく確認しておきましょう。

入会テスト当日は遅刻厳禁です。
集合時間に間に合わないとテストを受けることができませんので、余裕を持って到着しましょう。

医療機関での知能検査の結果で申請する方法

注意点としては、入会の判定ができるのは生涯3回までであること、判定から1年以上の間隔を空けないと新たに入会判定の申請ができないため、ダメ元で申請してしまうと、受けられる回数を減らしたり、受け直すことができなくなったりするので、慎重に検討しましょう。

申請前1年以内に受けた、wais-Ⅲ wais-IV wisc-III wisc-IVのいずれかの結果証明書で入会の判定ができます。
こちらの入会方法を使った人も意外とよく聞きますが、合格基準を公表していないため、申請してみないと合否は分かりません。(おそらくMENSAの入会テストと同じく、行列推理が人口の上位2%以上と認められれば合格するのではないかという噂はあります)
これらの知能検査は発達障害の疑いで受けると保険診療で3000円前後、自費で受けると診察代も含め2〜3万円前後です。入会判定の際にはこれ以外に証明書の発行代や判定料5000円がかかります。


以上、高IQ団体JAPAN MENSA(メンサ)について解説してみました。
日本で活動できる高IQ団体は現在少ないですが、今後、増えていくと、生き辛さを感じている人も救われるのではないでしょうか。

 

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