天才、ギフテッドに関する支援団体・活動まとめ

2019年9月11日

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天才、異才、ギフテッド関連の支援団体を設立順に紹介します。
新しい団体が発足したら、随時追加していきます。ギフテッドに関する記事はこちら
天才児とも言われるギフテッドってどんな人?解説と支援するべき理由
天才ギフテッドの特徴とは?各団体の見解と一般論まとめ

異才発掘プロジェクトROCKET

2014年、東京大学先端科学技術研究センターと日本財団との共同主催により、ユニークな才能を持つ子供が集まる空間を提供するプロジェクトとして、異才発掘プロジェクトROCKET(Room Of Children with Kokorozashi and Extra-ordinary Talents)が設立されました。

異才発掘プロジェクトROCKETの目的

目的は以下のようになっています(一部抜粋)。

“ROCKET”は、“Room Of Children with Kokorozashi and Extra-ordinary Talents”の頭文字をとったものです。そこにあるように学校を目指すものではありません。志ある特異な(ユニークな)才能を有する子ども達が集まる部屋(空間)です。
ユニークな子ども達が彼ららしさを発揮できるROCKETという空間を彼らとともに創造することによって、結果としてユニークな人材が育つ社会的素地が生まれるであろうと考えています。 学びの多様性を切り拓く挑戦です。

引用元:異才発掘プロジェクトROCKET/ROKETとは

異才発掘プロジェクトROCKETの活動

新しい学びへの挑戦ともされるROKETの活動を紹介します。

独自のプログラムへの参加

公開中のオープンプログラムに申し込むことによって、参加し、選抜でスカラー候補生となると、継続的なサポートを提供するプロジェクトに参加できるようです。
オープンプログラムに申し込むためには、ROCKETパルへの登録が必要だそうです。→詳細はこちら「ROCKETパルについて

また、プログラムの参加条件は以下です。

  • 自分の意思で参加している
  • 一人で現地に来ることができる
  • 一人で泊まることができる

セミナーやイベントの開催

定期的にセミナーやイベントを開催しています。
→開催情報はこちら「セミナー・イベント開催情報

コンセプトブックの発行

コンセプトブックの発行をしています。

異才発掘プロジェクトROCKETまとめ

天才に育てるためのプロジェクトではなく、ユニークな子供が学校に馴染めないことを疑問視し、従来の学校教育のシステムとは異なる自由な学びのスタイルを提供する場としている印象です。

社会には特別な個性を持つ人も必要で、そのような人が時に改革を起こすこともあります。ユニークさも才能の一種なのです。従来の学校教育で不適応を起こし、才能が無駄になってしまってはもったいないです。
ユニークさを活かし、1つ以上の分野で人とは異なった業績を残したり、社会で活躍が期待できる子供のための学びの場を提供するということは、広義ではギフテッドの支援となると思います。

日本ギフティッド協会

2015年、NPO法人Feelosopher’s Path Japanにより、ギフテッドの支援をする団体として日本ギフティッド協会(Japan Association for the Gifted)が設立されました。
アメリカのギフティッド教育協会の定義を踏まえて、ギフティッドの子供をどう定義するかについて、以下のように説明しています。

実は「ギフティッド」の定義が一つでありません。ギフティッド協会、州、学区、学校、公立のGATEプログラムによって定義が異なります。すなわち、定義が異なるからにはギフティッドと特定する方法も違いますし、入学基準も違います。勉強ができる子供がギフティッド、テストができる子がギフティッド、IQが高い子供がギフティッドというわけではありません。それらは「ギフティッドであるのではないかという一つのサイン」であると考えられます。IQテスト(Quantitative Assessment) に加え、Qualitative Assessment(ギフティッドの特徴を測定)する方法なども用いて、ギフティッドか否かを判定しています。

出典:日本ギフティッド協会(ギフティッドの子供)

日本ギフティッド協会の理念

「ギフティッド教育の普及とネットワークの構築」
ギフティッド教育を提唱し、並外れた才能のある子供達、又は並外れた才能を見せる事ができる潜在的な力を持っているギフティッドの子供達や、その子供達を育成している親や先生、又は教育機関をサポートします。

出典:日本ギフティッド協会

日本ギフティッド協会の目的

「次世代の変革者、創造者、そして、インスピレーションになる」
ギフティッドの子供達が個々の才能を開花し、それらの素晴らしい魅力・能力を自分の為だけでなく、周りの人や社会の為に使い、意味のある人生を送る事を心に描いています。

出典:日本ギフティッド協会

日本ギフティッド協会の活動

日本ギフティッド協会の活動を紹介します。

カンファレンスの開催

日本ギフティッド協会では、定期的にカンファレンスが行われています。子供と関わる教育関係者、保護者、医療関係者が対象となっています。
第6回ギフティッド教育カンファレンス2019(終了:2019年6月8〜9日)

ニューズレターの発行

月に1回ニューズレターを発行しています。

ギフティッド用個別教育計画書

ギフテッドの子供が才能を伸ばすために、計画を立てたり、学年が上がった時の引き継ぎのために「GIFTED INDIVIDUAL EDUCATIONAL PLAN ギフティッド用個別教育計画書」を作成しています。費用は5000円です。

日本ギフティッド協会まとめ

ギフテッドの子供に直接の支援をするというよりは、保護者、教育関係者、医療関係者に正しい知識の提供をしていくことに重きを置いて活動しているという印象です。
実際、日本ではギフテッドの基準や支援内容をこれから審議していかなければならない状況です。
保護者、教育関係者や医療関係者に正しい知識を浸透させ、議論の場を作ることによって、ギフテッドの子供の才能を活かす仕組み作りに大きく貢献すると思います。

孫正義育英財団

2017年、ソフトバンクグループ株式会社代表取締役会長兼社長などの多数役職を持つ孫正義氏により、高い志と異能を持つ若手人材支援を行うために、孫正義育英財団が設立されました。選考で財団生に認定されると共同施設やイベントへの参加ができるようです。財団生は2019年7月1日時点で187人だそうです。

孫正義育英財団の目的

「高い志」と「異能」を持った若者に自らの才能を開花できる環境を提供し、人類の未来に貢献する

出典:孫正義育英財団

孫正義育英財団の活動

 未来を創る人材への育英事業

 未来を創る人材を育成するための施設運営

 未来を創る人材を育成するための環境整備支援

 未来を創る人材への支援者や有識者による会議や交流会の開催

 世界の更なる文明の発達に貢献する分野の研究者及び研究機関への支援

 その他、この法人の目的を達成するために必要な事業

出典:正義育英財団

また、実際の活動は以下の通りです。

共同施設”Infinity”の利用

渋谷区にあり、様々な活動や財団生の交流を目的とした施設です。
→詳細はこちら「渋谷Infinity

イベントの開催

財団理事、各業界の専門家や有識者による講演会やネットワーキングイベントが開催されます。

支援金の給付

研究・開発費用、起業や社会活動に関わる準備費用、留学や進学費用等、将来成し遂げたいことを応援するための支援として、一部もしくは全額を支援するそうです。

孫正義育英財団まとめ

既に何らかの実績がある人で、かつその才能を伸ばすための支援や仕組み作りをしているという印象です。
機会を与えたり、金銭面での支援をしたりすることによって、環境があれば実績を出せる人をサポートすることで、ギフテッドが環境要因で活躍の幅が狭まるということもなくなるかと思います。

高IQ者認定支援機構

2019年、高IQ団体METIQ代表および慶應義塾大学SFC研究所所員の幸田直樹氏が「特別な適性を持つ人材」を発掘することによって国家間競争力を高め、高IQ者自身も生きやすい社会を作るために、高IQ者の認定を支援する団体として、高IQ者認定支援機構(High IQ Certifying And Supporting Association )が設立されました。

この機構については詳しく記事を書きました。
【設立者・幸田氏に聞いた】高IQ者認定支援機構の活動とIQテスト

高IQ者認定支援機構の目的

機構が公表する目的は以下の通りです。

「特別な適性を持つ人材」を発掘し、これらの人材が社会で活躍する道筋をつくることを目的として一般財団法人高IQ者認定支援機構を2019年4月1日に設立しました。

この目的の達成のため、以下の事業を行うことを定款に定めています。
 (1) 特別な適性を持つ人材の発掘及び育成(IQ検査〔CAMS〕による認定)
 (2) 企業・研究機関等における特別な適正を持つ人材の活用推進
 (3) これらを達成するための社会環境の整備
 (4) その他この法人の目的を達成するために必要な事業

引用元:高IQ者認定支援機構/機構設立の目的と使命

高IQ者認定支援機構の活動

高IQ者認定のためのテストの実施

突出して高いIQを正確かつ容易に測定することを目的として高域IQ検査の実施をしています。

また、指定する「入会資格付与」のある検査(CAMS)を受験し、検査結果が上位になると、HIQA-Societyという団体に所属することができ、交流をしたり支援を受けたりすることができます。

また、Web上で簡易的な無料の知能検査を受けることができます。
→詳しくはこちら「Web簡易検査(無料)

研究開発

高IQ者の暮らしやすい社会を実現し、特別な適性を持つ人材を発掘することによって国家間競争力を高めることを視野に入れ、従来の医療系の知能検査では測定できない高域IQ検査の研究開発が行われています。

また、この研究開発は、東京工業大学名誉教授、前川 眞一氏(専門分野:統計科学 / 教育・社会系心理学 職歴:大学入試センター 研究開発部 教授等)が問題を作成・分析するそうです。

高IQ者認定支援機構まとめ

高IQ者を対象として知能検査における認定、交流の場の提供や支援を行い、それと同時に知能検査の研究開発を行うことで、特別な適性を持つ人材を見つける手段を確立するという印象です。

推論の能力が高すぎる、高IQ者はコミュニケーションの取りにくさから孤立してしまうことがあります。
また、ギフテッドの判断材料の一つとしての高域の知能を測る検査の開発を進めていくことで、日本でもギフテッド認定を可能にするための第一歩となることが期待できると思います。



以上、支援団体の紹介でした。
更新が遅れている場合はお問い合わせよりご連絡いただけると幸いです。